日系アメリカ人の経験から学ぶ ~日本・ハワイ移民150周年をふりかえって~

平成30年(2018年)は明治維新150周年とともに、日本人のハワイ移住から150年の記念すべき年です。当時、政権が徳川幕府から明治政府へ移り変わった明治元年(1868年)、約150人の「元年者」と呼ばれた日本人がハワイへ渡りました。近代日本初の海外移民となった元年者は、ハワイでの慣れない環境の下、プランテーションでの過酷な労働を強いられたと言われています。それでも、明治日本では、近代化とそれに伴う急速な社会の変化を背景に、国外へ移動する出稼ぎ労働者が増加していきました。

山口県とハワイとの関係は深く、1885年から1894年までの9年間に、全国から約2万9000人の日本人が官約移民としてハワイへ渡りましたが、そのうちの約3分の1にあたる、約1万人が山口県からの移民でした。中でも、周防(すおう)大島からの島民はのべ約4,000人にのぼると言われています。

本シンポジウムでは、日系アメリカ人の視点から、日系移民が歩んできた道のりや、彼らが米国社会に適応する中で経験した苦労や葛藤について、個人とその家族の実体験を交えながらふりかえります。さらに、現在、多様性や寛容性を認めない風潮がある現代社会の中で、日系人が果たす役割について、ハワイや山口に縁のある3名の日系アメリカ人パネリストと共に対話を通して考えます。日本においても、自治体が今後直面しうる社会の多様性・包摂にかかる課題とあわせ、日系アメリカ人の経験に学びながら、考えていきたいと思います。

モデレーターには自身が日系4世であり、日米関係、外交史、国際政治をご専門とされる簑原俊洋教授(神戸大学大学院法学研究科)をお迎えします。

本シンポジウムは、在米日系人リーダー訪日プログラムの一環であり、国際交流基金日米センターの主催、米日カウンシルと山口県国際交流協会の共催、外務省の後援のもと開催されます。詳細と登録方法についてはこちらをご参照ください。

WHEN
March 08, 2018 at 6pm - 8pm
WHERE
ホテルニュータナカ 2階 「平安」 (〒753-0056 山口県山口市湯田温泉2-6-24)

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